知的環境(6)
子供たちに「食」を通じて大切なモノとは何ぞや、を残そうと日々活動されている方々も多数おられる。 心強いばかりだ。 埋もれて行く伝統や知識・善き慣習はネット社会の一部でもその拠点を増やしつつある。
野菜を通じて社会とかかわる方、料理を通じて伝える方、アクセサリーを通じて表現する方、マスメディアを通じて科学を解説する方…様々な方々との輪が繋がりつつある。 いかにしてこれらの軌道を合致させ、同期させるのか。
決して見失うことのない目標と、そこに導かれる人としての命。 「食育」という命題を共通テーマに集う英知の結合体を我々は創造しなければならないが、地球の温暖化やエネルギー問題、経済的な繁栄と知的水準の均質化といった相反する課題を克服しようとする機能は、その始点を平面と時間軸が曖昧になってしまった現在においては特定することが不可能なようにも思われる。
原始の混沌状態(カオス)からアメーバが増殖していったように、我々の思惟はいつかどこかで結合し生体細胞としての機能を持つようになるであろう。 各個が大切に育む知性と物質的成果は、いずれ同じ生命体として子孫に受け継がれてゆくと信じたい。
このSynapseが形成される頃には、単一方向性のみを維持するネットワークではなく、もっと複合的かつグローバルなソーシャル・ソースとしての核に成長してくれることを期待している。 先ずはこの趣旨に賛同し、積極的にご参加いただける方々を募っている。 各人のお知恵を拝借したい。
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