はじめに
生命体としての存在を維持するために不可欠なもののひとつ、そしてホモ・サピエンスにのみ神から許された“快楽の追及”としての「食」。
個々の食材や調理方法、あるいはそれにまつわる文化文明についての記述・蘊蓄は、様々な分野の方々が尽力しすでに多くの蓄積が存在する。ここで改めてその部分に触れることには、あまり意味を持つこととは思えないと同時に、すでに膨大な量の情報とイメージを一本のラインを通じ取得している私にとって、それらの概念や実像をどう捉え統合し、我々の子孫に遺してゆくのかという本能的な意思の沸騰を感じる。
単なるエネルギー源であった物質が、現代社会に至るまでの間にどのように変化しそのステージを創りあげてきたのか。社会科学的な捕捉も必要であろうし、アートとしての視点で考察することも要求されるであろう。
切り口は無限にあるが、先ずは日常の事象からセルに記憶してゆく。セルが集まり一つのニューロンが確立し、また別の異なるニューロンが形成されシナプスを生む。
最終的にどのようなシナプスが現れるのか想像もつかないが、非常に楽しみにしている。なお、私は学者ではないので論理の確立のために整合されたチャプターを持ってはいない。従って偏向したベクトルで進行することが予想に難くないが、前もってその旨ご容赦いただくことをお願いする次第である。
2007.04.30. Art-Foods
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